Salesforce 上の MiiTel Phone で着信した時、着信番号の Salesforce 登録状況によって着信時の挙動をカスタマイズできます。
以下 3 つの電話番号登録状況に対して以下のような着信挙動を設定できます。
(ワイドモードでも画面ポップ機能を利用可能)
NOTE
- 内線転送による着信の場合は、転送元の発信元電話番号 (取引先の電話番号) を「着信番号」として動作します。
IMPORTANT
- 本機能は、Salesforce Classic には対応しておりません。
- Salesforce の管理者権限を持ったユーザーのみが、本機能設定できます。
- 本機能を登録するには、事前に Salesforce に MiiTel Phone を導入する必要があります。
設定方法
- Salesforce システム管理者権限を持つユーザーアカウントでログインします。
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Salesforce 画面右上の [設定] ボタンから [設定] をクリックします。
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設定画面左上の検索ボックスに「ソフトフォンレイアウト」と入力し検索します。
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表示された検索結果から [ソフトフォンレイアウト] をクリックします。
- 利用しているソフトフォンの [編集] をクリックします。
- 「画面ポップ設定」で以下 3 つの一致条件に対して、どの Salesforce 画面に遷移させるか、表示させるか指定できます。
- レコードの一致なし
- 1件のレコードの一致
- 複数のレコードの一致
- 各項目をクリックし適宜設定を行います。
- 画面をポップしない: 着信時に表示している画面から遷移させない設定
- 新規にポップ:「レコードの一致なし」でのみ設定可能
IMPORTANT
- 下図のように新規登録先のオブジェクトを選択できます。しかし、MiiTel は、「取引先責任者」「取引先」「リード」のオブジェクトに登録されている電話番号をもとに取引先会社名と取引先担当者名を取得します。そのため、「取引先責任者」「取引先」「リード」、または、これらオブジェクトと連動するオブジェクトの設定を推奨します。
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Visualforce ページにポップ: 指定した Visualforce ページに遷移させる設定
ポップアップ表示時に MiiTel Phone から送るパラメーターは以下のとおりです。
- ANI: 発信元電話番号
- DNIS: 着信先電話番号
- GROUP_NAME: 着信先グループ名
- GROUP_NUMBER: 着信先グループ番号
NOTE
- Visualforce ページで以下のように設定すると、発信元電話番号、着信先電話番号、着信先グループ名、着信先グループ番号にアクセスできます。
<apex:page>
<p>発信元電話番号: {!$CurrentPage.parameters.ANI}</p>
<p>着信先電話番号: {!$CurrentPage.parameters.DNIS}</p>
<p>着信先グループ名: {!$CurrentPage.parameters.GROUP_NAME}</p>
<p>着信先グループ番号: {!$CurrentPage.parameters.GROUP_NUMBER}</p>
</apex:page>
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フローにポップ: 指定したフローに遷移させる設定
ポップアップ表示時に MiiTel Phone から送るパラメーターは以下のとおりです。
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ANI: 発信元電話番号
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DNIS: 着信先電話番号
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GROUP_NAME: 着信先グループ名
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GROUP_NUMBER: 着信先グループ番号
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NOTE
- フローで以下のように設定すると、発信元電話番号、着信先電話番号、着信先グループ名、着信先グループ番号にアクセスできます。
- リソース種別: [変数] を設定する
- API 参照名: パラメータ名 (例: ANI, DNIS など) を設定する
- データ型: [テキスト] を設定する
- フロー外部での可用性: [入力で使用可能] にチェックをいれる
IMPORTANT
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新規登録したレコードに MiiTel 応対履歴を作成させたい場合は、以下の設定をします。
1. Salesforce 活動履歴連携の「活動履歴登録」で [通話終了後] を選択する
2. 通話を終了する前に新規登録を完了させる